【parallel _123_world】

自分も知らないもう一人の自分、あなたの中にも。

足跡【tanka】

#parallel123world71[tanka 4]

 

 

忘れ物 ないかと尋ねる あるものは

足跡だけだと 粋な返事

 

 

お気に入りの喫茶店が空いてなくて、近くに他にもあることをネットで知り、そこに行くことにした。カナディアンカフェ。ヒゲもじゃのおじさんがいるのかなと想像しながら店に入る。すると、おばちゃん2人がいた。アットホームな雰囲気。テーブルには、梅干し。定食は650円。とり天定食をたのんだ。他にもお客さんはいた。少ししたら、お客さんがお会計をして帰り出した。おばちゃんが、「忘れ物はないの?」と聞く。「ないですね。」と答えるのと被せるように、「あるのは、足跡だけやね。」って。粋な事をいい、お客さんに「いってらっしゃい。」と言い送り出した。

 

 

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少しのんびりして、帰る事に、そしたら

「まだ若いから、頑張って。人生は長い、楽しみなさい。」帰り際に、「いってらっしゃい。」と言って送り出された。

 

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粋なはからい。

そして、また帰りたくなる場所。

人生の先輩。

ありがとうございました。