【parallel _123_world】

自分も知らないもう一人の自分、あなたの中にも。

2023-01-01から1年間の記事一覧

紫陽花

根っこを掘って 紫陽花を引っこ抜いた 地面に根を張って こいつは生きていた 紫陽花の根っこを見て 君は心臓みたいと言った 私もこの紫陽花みたいに しぶとく生きてみる

ぐれいとエスケープ

これは友人がつくった 造語 「逃避(トウヒ)」 逃げる事は どこか悪い事だと思ってた だけど そもそもそれは 最高なエスケープ手段 私は 今もなお グレイトエスケープ中

traveller

毎日ちがう土地で目を覚ます I am a traveler. 旅に問題はつきもの 問題が起きると心や頭が動き出す 人間はどうも問題を 見てみぬふりはできないようだ グルグルとバクバクと 頭や心が動く 動いた後はゆっくりと静まる そのあと取り出して 一つ一つをじっく…

28歳最後の昼

4年前の今日は梅田に旅行。 3年前は脳内ショート寸前。 2年前は憧れの大阪に住んでた。 1年前は北海道に住んでいた。 今年の8月3日は、バンライフをしている。 去年いた涼しい北海道ではなく、暑っい熱っい高知県にいる。 自分ができることを、できる範囲で…

決断

僕のこの決断は僕のもの でも 僕の決断は僕だけのものではない かといって みんなのものでもない この決断がいつか 報われればと願うけど その決断はただの事実 あいつの失敗をもう 遠くから眺める事しかできない 何もできなかったのではなく もうできる事が…

生きる日常

太陽の傾きを気にしながら 珈琲を淹れる 冷たい風が 雨雲を連れてくる 洗濯にはこんなに水を使うのかと 水をためるバケツを買う 冷蔵庫がないから 買い物は毎日行く ほんの100年前には当たり前の日常 今は感じる事さえ難しくて 忙しない日常がここにはある …

質量保存の法則

気温が上がり 水蒸気になり 雨が降る 気温が下がると 雪になる 質量は変わらない 気温が変わると見えるものが変わる 愛だの恋だの なんだかんだで 熱し具合でいろいろ変わる "オモイ"の質量は変わってないのにね ジタバタせずに流れに身を任せる

ストッパー

ストッパーをかけていたのは 周りの誰かではなく 自分だった ストッパーを外した 自分が 見る世界は 思った以上に広くて 思ってたとおり狭かった 私が私にできることは 止まりたいと思う時に 止まって 進みたいと思う時に 進むこと ストッパーをかけていたの…

割と曖昧なもの

誰かに求めるだけの 人生を送ってると 自分が段々と透明になって 気づいたら 自分の存在が消える 優しさや気遣いは すごく難しくて 勘違いしてしまう 優しさや気遣いが 重さに変わる瞬間がある 自分がやりたいことを 相手が喜んでくれる 優しさや気遣いって …

7コロビ8OKI

一回死んだ人生だから いっそなこと 生きてみようと思った 私を救ったのは 詩を書くことだった 詩を書いて 痛みを紛らわせた 方法はいくらでもある中から 詩を書く事を選んだ 何者かわからないことに 嫌悪して 自分をひたすらにせめた だけど その時の自分は…

あの時

ふと思い出す あの時がある 「もう生きたくない」 人生で一度だけ それを思い続けた いっときが 私にはある 息をすることさえも やめてしまおうかと 思った あの時 そこに私がいた 「死にたい」と 思うのは悔しくて でもどうしようもなく 朝が来ると 涙が勝…

音の力

音がはじけて耳がふるえる 私の体にはいったあとは 私の心をふるわす 目には見えない音が 目からでる涙にかわる そうやって伝わり動かす 音の力

axon

頭は常に動いて いい事も悪い事も 思考がグルグル回っている たまに止まって ぼーっとしている時に それが繋がっていく -14℃の世界では 息を吐くと 煙草の煙のような息がでる 冷たい空気の中では 思考も止まる そんな時間が最高に好き 止めては動き 動いては…

雑木林を 冬の風が通り抜ける ヒューヒュー ゴーゴー サラサラした雪も 積もると重みを増す 木の枝が重さに耐えかねて 折れる 冬という季節の 冷たさと重さが 身に染みる