【parallel _123_world】

自分も知らないもう一人の自分、あなたの中にも。

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

わたし旅

いつからか本を読むのはやめた 本を読む時間を わたし旅の時間になった 何もないと思っていた 自分の中には 悲しみ怒り苦しみ喜び嬉しい そんな沢山の物語があった 私に沢山のわたし 捨てた私 消した私 隠した私 抑えた私 わたしはそれでも私だった 私はそれ…

綺麗ゴト

あの頃のあの感覚からどうしても逃れたかったでも忘れたくはなかった 「乗り越える」「壁を壊す」 とか言うけど そんな綺麗事じゃない ドロドロの感触も この手で 形を変え出した まだ何かわからない また朝がきた 息をのむくらい空が綺麗だった

耳鳴り

頭の中で呼応する 責め、卑下、罵倒 耳を塞いでも聴こえる声 誰の声だろうと思っていたが 自分のものだと気がついた 私を責めていたのは 私だった 耳を塞いだ手を下ろす 肩の力を緩ませる ふっと息を吐く もう大丈夫、もう大丈夫

頑張って檻に入ろうとする 誰かを装い生きる方が 傷つかないと学ぶ 檻から出たら自然界 弱いものを袋叩き 恐怖を感じてる者ほど 強く攻撃する 攻撃は最大の防御 君もそうだった? 私はそうだった。 違って抗って、潰されまいと もがいた。

Letter

もらった手紙を出してきて 君の文字を読む 声は聞こえないけど 文字から伝わる 君の音

よそ行きの私

今日の私と 昨日の私と 明日の私は ちょっとずつ違うの かっこよくきめたい時と 可愛くいきたい時があるの よそ行きの私の心の中 私の機嫌は私がとるの

あなたのあたたかさ 見えずとも 触れずとも 遠くても 私の中にある あなたからの愛 あなたの愛に勝るものはない すべての母にありがとう たとえあなたがいなくても たとえ私がいなくとも そこにある 母の愛

滲む花[ニジムバナ]

この花の名は滲む花[ニジムバナ]終わらない絶望叫びそうになる孤独どうしようもない恐怖人間のどうしようもない美しさこのあなたの目に映る世界こそが 滲む花[ニジムバナ]あなたの美しさ