喫茶店は、大盛況でないほうがいい。
これは、きっと客としての意見だが。
店員もそうでないかと期待する。
コーヒーと本、静かな店内。
程よく流れる音楽はジャズ。
かっこよくコーヒーと言ったが。
断然甘いのが好きな訳で。
格好はいつまで経ってもつかないのだ。
旅先で決まって、その土地の喫茶店にいく。
それは、いつしか恒例となった。
喫茶店に人は集まる。
そこはまるで人間図鑑。
喫茶店を出てみたら。
外はもう暗かった、家路に着く。
帰ったら、また思い出す。
あの席とコーヒーの味。
またとないその時間をしおりとして本に挟む。