【parallel _123_world】

自分も知らないもう一人の自分、あなたの中にも。

喫茶店

 

茶店は、大盛況でないほうがいい。

これは、きっと客としての意見だが。

店員もそうでないかと期待する。

 

 

コーヒーと本、静かな店内。

程よく流れる音楽はジャズ。

かっこよくコーヒーと言ったが。

断然甘いのが好きな訳で。

格好はいつまで経ってもつかないのだ。

 

 

旅先で決まって、その土地の喫茶店にいく。

それは、いつしか恒例となった。

茶店に人は集まる。

そこはまるで人間図鑑。

 

 

茶店を出てみたら。

外はもう暗かった、家路に着く。

帰ったら、また思い出す。

あの席とコーヒーの味。

またとないその時間をしおりとして本に挟む。