【parallel _123_world】

自分も知らないもう一人の自分、あなたの中にも。

#parallel123world112[詩] あなたの、その、凛とした横顔。 「私、人の気配消せるから。」 と言いながら、また前を向く。 どんな、あなたも素敵でした。 どんな、あなたも綺麗でした。 一人で歩く道。 二人で歩く道。 寄り道に回り道。 どっち道、人の道。…

肌の温もり【詩】

#parallel123world91[詩6] 離れていると 思うこと あなたに会いたい 近くにいると 思うこと 抱きしめたい 寒くても 暑くても この肌で あなたを感じる あなたの心臓に 私の呼吸 重ねる音 重ねる唇 この時をかさねがさね 生きていたい

溺れたい。【詩】

#parallel123world77[詩6] 溺れたい。 水に酒に恋に悲しみに。 水に溺れる。 苦しい。 きつい。 死にそうになる。 酒に溺れる。 苦しい。 きつい。 フラフラする。 記憶がない。 恋に溺れる。 苦しい。 きつい。 楽しい。 寂しい。 もどかしい。 悲しみに…

今しか出せない色と味【詩】

#parallel123world58[詩6] 女の子の気分はコロコロ変わる。 上機嫌、ちょっとした事で機嫌が悪くなり、また機嫌がなおる。 傘を持っていくのか 傘をさすのか 傘をたたむのか どれにすればいいんだよ ピースと書かれた、喫茶店の紙ナプキンに赤い口紅がつい…

くりかえし【詩】

#parallel123world55[詩5] 豆電球、つけて、消して。 豆電球、消して、つけて。 そうやって 1日も、始まり、終わる。 1日も、終わり、始まる。 心許ない、あかりなのに、今はそれが、煌々と光っている。とても、明るいところだと、この光は心許ないのに…

ふとん【詩】

#parallel123world42[詩5] 誰かになりたいのに 唯一無二になりたい。 大きなことをやってみたいのに 小さなことを気にしてしまう。 一人になりたいのに 独りでは寂しい。 そんなあまのじゃくな自分に問いかける。 「いったい君はどうしたい?」 「そうだな…

親指散歩【詩】

#parallel123world40[詩4] 最近は、もっぱら。 親指で散歩する。 深夜徘徊。 仕事が終わって。 iPhoneを片手に 親指で画面をスクロール。 いろんな人の話しを聞いたり 可愛い動物に癒されたり 綺麗な景色をみたり 時には世界中を歩き回る。 親指に万歩計…

隙間【詩】

#parallel123world38[詩3] 隙間 あなたと私の隙間 その隙間には、誰かがいる あの時とは違う 辛いに一本付け足すと 幸せ マイナスに一本付け足すと プラスに 自分という存在を 確かめるために 声を出す 跳ね返ってきたもので 自分というものをかたどる

nanigenai【詩】

#parallel123world31[詩2] 普段気にも止めてなかった事に 意外な発見があったりする お風呂に入るときに脱衣所で服を脱ぐ 風呂から上がり歯を磨く 鏡を見ながらふと見上げると 電気がチカチカと点滅 友達と話しながら帰ってた 通学路を一人で帰ってた時の …

目の中に【詩】

#parallel123world18[詩1] 私の目に映り 信号となり脳に送られる この風景 子供達の笑う顔 幸せそうな恋人たち 信号待ちの老夫婦 どれも私色に染まっていく 悲しみ、喜び コロコロと変わる私の心に 目から送られてくる信号は 染められて 脳へと送られる そ…