#parallel123world55[詩5]
豆電球、つけて、消して。
豆電球、消して、つけて。
そうやって
1日も、始まり、終わる。
1日も、終わり、始まる。
心許ない、あかりなのに、今はそれが、煌々と光っている。とても、明るいところだと、この光は心許ないのに、暗い暗いこの部屋で光は明るく明るく光る。
明日、あなたに会えると思いながら。
私は、今日も風呂上がりにビールを飲む。
実は、お酒は好きではない。
私は、お酒に弱い。
実は、楽しみの反面、悲しい気持ち。
始まりが終わりがあるから、いっそのこと始まって欲しくないとも思う。そんな、意味のわからない駄々をこねたい。
今日も、そうやって、沈んでいく。
豆電球を消して、真っ暗闇を
アルコールの余韻を引きずって
闇に引きずられて
落ちて行く、夢の中
落ちていく、恋のように。
朝目を覚ますと、昨日、明日と思っていた、今日がきた。
豆電球、つけて、消して。
豆電球、消して、つけて。
そうやって
1日も、始まり、終わる。
1日も、終わり、始まる。