#parallel123world68[日常29]
皆さんは「なんくるないさ」の意味をご存知ですか?
あれは、大学4年の卒論中間発表の時です。
発表の際、パワーポイントに「なんくるないさ」と吹き出しで入れて(たぶん説明したかったことの内容がそんな感じで)分析の結果を考察していました。無事に卒論中間発表を終え、教授や学生から意見や質問を受ける時間。違うゼミの教授から、こんなことを言われました。
教授:「君は、なんくるないさの意味を間違っているな。なんくるないさには、前にもう一言あるんだよ。まくとぅそーけーなんくるないさと言って、【まくとぅそーけ=正しい事、真(誠)の事をすれば、なんくるないさ=何とかなるさ】「挫(くじ)けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつか良い日が来る」という意味である。単に「何とかなる」と言う楽観的見通しを意味する言葉ではない。」
と、卒業論文の事ではなく、沖縄方言についての指摘だった。
その時の私は、卒業論文に対しても、少し妥協が入り間抜けな事をしていました。また、沖縄の方に対してのんびりしていて楽観的な方たちだなと思っていました。
この事をきっかけに、気合いが入りやれる事をやれるだけして卒業論文を書くという、覚悟ができました。
やれるだけやりましたが、やはりスタートが遅かったため、納得のいく論文にはなりませんでした。
何事もやれるだけやり、これ以上やる事がなくなって、いざという時には「やれるだけのことはやった、あとはもう身をまかせるだけ」と楽観的になる事が大切なのだと学びました。
今の自分を振り返り、なんだか気づかされる事が多く、ふと思い出しました。
皆さんも、仕事や学校、家庭などでも
このような事はないですか?
この記事を読んでいただき、少しでも立ち止まって考えていただいたら幸いです。
今日も、読んでいただきありがとうございます。